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お絵かきツール:DELETER CGillust 4.5 Plus

お題 「教室」「放課後」「内緒のデート」 で志良さんがステキSSを書いてくださったので
それを元に絵を描かせていただきました^^
おでここつん!!なんという萌シチュ!
読んだ直後はひたすら転げ回ってました。

そんな志良さんのステキSSは追記よりどうぞ!!


 教室の扉を開けたままの姿勢で女生徒は凍り付いた。
彼女の目線を釘付けにした目的外の―あるいは本来の目的の人物は、
色素の薄い目を机の上から上げ、固まったままの彼女にごく事務的に声をかけた。
「何か用か」
 否定の返事はドアが閉められる音に掻き消され、悲鳴と歓声が足音と共に遠のく。
彼にとっては騒音でしかないその一団が廊下を曲がったあたりで、
深くため息をついてシャーペンを白いノートの上に放り出した。
「もういいぞ」
 がたりと斜め前の椅子が動き、避難訓練よろしくそこからはい出してきたみずきがへらりと笑った。
「助かりました」
 押し出した椅子の座面に腕を組んで顎を乗せ、彼女は真田を見上げる。
「一生懸命逃げたんですけど、包囲網すごくて」
 ふわふわした髪を手でなでつけながら彼女は困ったように肩を竦めて見せた。
そこまでの仕草を割と無表情に見守っていた真田が、身を乗り出すように肘を机についてみずきへ向き直る。
「そもそも何で逃げてたんだ」
「なんでって・・・」くるりと赤い瞳を見開き、彼女は心持ち背を伸ばした。
「何ででしょう」
「意味もなく逃げてたのか?」
 少し細められた真田の瞳には、薄く侮蔑が張り付きだしている。
見た目(そしてファンクラブの賛辞)とは裏腹に、特別活動部きっての武闘派である彼は、
理由もなく背を向けることをもっとも嫌う。
みずきはあわてて首を振り、ざらりと脳内の単語をぶちまけた。
その中から手近で分かりやすいものを拾い上げて声にする。
「ええと、何か怖かったから」
 今度は真田が目を丸くする。どんなに巨大で不気味なシャドウでも、
嫌な予感しか(それは大抵、彼の苦手な氷結系魔法の使い手であるのだが)しない番人にも、
それどころかじゃらじゃらと死を鎖で引き摺って歩いている死神にすら、
躊躇無く突っ込んでいくリーダーの言葉とは思えない。
「…美鶴と岳羽のタッグと、どっちが怖い」
「あの2人以上に怖いものはないです!」
 掌を椅子に叩きつけて彼女は伸び上がり、まるで挑むような顔で真田を見つめる。
暫くそれに付き合って、真面目な顔でみずきを見返していた彼は、
とうとう堪えきれなくなって薄い唇を笑み崩した。
「なら逃げなくても良いだろ」
「あ」目を瞠った彼女は、すぐさまそれを笑顔に変換した。「それもそうですね」
「もっと堂々としてればいいんだ、お前は」寄せた額が、軽くぶつかる。
「俺の恋人なんだから」
「そうでした」くすりと笑った彼女の息が、銀色の髪を揺さぶる。「でも」
「でも?」
「こういう内緒っぽいのも、いいな、なんて」
「…確かにな」
 どちらからともなくこぼれ落ちた笑い声が、放課後の教室にゆったりと響く。
 窓の外の夕日が、2人を真っ赤に染め上げていた。

love the world

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